はどうですか?
私は2法人の役員をしている。
新聞販売の会社は売上及び利益は安定しているが、
ここ2・3年、青果物、海産物等の食品を販売しているほうの
会社を取り巻く環境に変化が生じている。
うちの会社が仕入れをしている取引先の廃業が相次いでいる。
理由は、高齢のため、体調不良、財務状況の悪化、後継者がいない、経営破綻など
様々ではあるが5年前と比較するとかなりの数になる。
仕入れ先なので売掛金の未収が発生するわけではないが、また1から
取引先を探すのは手間と労力がかかる。
以前、リーマンショック後はお客さんの会社の経営破綻が続いた。
未収金額が少額であれば授業料と割り切ってあきらめもするが
高額になればそうもいかない。
訴訟を提起して回収したことも何度かあった。
回収しても後味は悪いし、相手からは恨まれる。
(金を払わなかったのはお前やろ・・・)
お蔭で?訴状の書き方は慣れるし、裁判所を身近に感じた。
トラブルなく長期に渡り取引したいと願うのは経営者としては
当然であるが、現実は甘くない。
景気は緩やかに回復しているらしいが、実感は薄い。
ここ近年、実務では「金がないのは首がないのと同じ」や
訴訟の中では、「ない袖は振れぬ」を実感する淋しい現実に直面している。